週刊地震情報 2020.10.25
こんにちは。株式会社Ray of lightの木村です。
2020.10.25の週刊地震情報です。
この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると少なくなっています。震度3以上の地震は1回発生しました。特に地震が集中しているような地域は見られていません。(10月19日~10月25日10時の集計)
国内:岐阜県美濃中西部でM4.1 震度3を観測
19日(土)3時28分頃、岐阜県美濃中西部を震源とするマグニチュード4.1、深さ約42kmと推定される地震が発生しました。この地震で岐阜市と名古屋市、滋賀県長浜市で最大震度の3を観測、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県にかけての広い範囲で震度2を観測しています。岐阜県美濃中西部を震源とする震度3以上の地震は今年になって3回目の発生です。2010年以降はあまり地震が起きず、2017年と2019年にそれぞれ1回ずつ発生したのみでした。今年6月と8月の地震は深さが10km未満の浅い震源だったのに対し、今回は42kmと少し深く、2019年に起きたものと似たタイプと考えられます。
今回の震源付近では養老ー桑名ー四日市断層帯が知られています。ただ、これまでの調査で、養老ー桑名ー四日市断層帯は逆断層型であるのに対し、19日(月)の地震が横ずれ型と解析されているため、断層帯そのものの活動ではないと考えられます。
なお、政府の地震調査研究推進本部は、養老ー桑名ー四日市断層帯で30年以内に地震の発生する確率がほぼ0%~0.7%、起きうる地震の規模はマグニチュード8程度と推定しています。
ウエザーニュースより引用https://weathernews.jp/s/topics/202010/250065/