週刊地震情報 2020.8.16
こんにちは。株式会社Ray of lightの木村です。
2020.08.16の週刊地震情報です。
日本では9日間、震度3以上の地震発生なし
この1週間、日本で震度3以上の揺れを観測する地震は発生していません。最後に観測したのは6日(木)の茨城県沖を震源とする地震で、15日(土)までの9日間、発生なしが続いています。
2020年の上半期は5月の32回を筆頭に、震度3以上の地震が多く起きていましたが、下半期に入って回数は減少し、7月は2月以来の一桁となる9回、8月は現段階で2回のみです。
このような多い時期と少ない時期は程度の差こそあるものの、どの年にも見られ、何らかの前兆を示唆するような現象ではないと考えられます。
国内:千葉県東方沖で地震が頻発
千葉県東方沖では13日(木)に地震が頻発しました。11時35分にマグニチュード4.4、最大震度2の地震が発生し、12時52分と13時41分にも相次いで発生しています。13日(木)の地震はいずれも震源の深さが約60kmです。
今回の地震と非常に近い所では、1987年12月にマグニチュード6.7の地震が発生し、千葉県銚子市や千葉市、勝浦市で震度5(当時の階級)の強い揺れを観測しました。当時は震度の観測点が少なかったため、震源に近い地域ではさらに強く揺れていたと考えられます。この地震では建物の被害が大きく、死傷者も出ています。
14日(金)以降は目立った活動が見られないものの、少し注意しておく必要がありそうです。
世界:タンザニアの沖でM6.0の地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。最も大きなものは13日(木)にアフリカ・タンザニアの沖で発生したマグニチュード6.0の地震です。比較的陸地から近い震源ではありましたが、大きな揺れにはつながらず、被害は確認されていません。
今回の震源付近はプレート境界から遠く、地震が少ない地域です。アメリカ地質調査所に残る記録で、この地域でのマグニチュード6.0は最大規模です。
タンザニアの内陸部は「大地溝帯」が通っており、マグニチュード5〜6の地震が時々発生します。日本のような地震国と違い、巨大地震がないため備えが脆弱で、マグニチュード6に満たないような地震でも被害に見舞われています。最近では2016年9月10日に起きたマグニチュード5.9の地震で、10人以上の死者が出ました。
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