緊急地震速報・仕組みと課題 多くの命を守るため日々改良
こんにちは。㈱Rayoflight木村です。
巨大地震をいち早く知らせ、私たちに身を守るための時間を短くとも与えてくれるのが「緊急地震速報」。
Yahoo!ニュースより引用https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00000015-ftv-l07
2007年に運用が開始され日々改良が重ねられている。
【宮城県仙台市にある仙台管区気象台】
厳重に管理された建物の地下に地震の観測機器が収められていた。
国交省仙台管区気象台・尾山哲夫地震津波防災官:「(地震の揺れを)電気的に信号をとらえてまして東西南北あと上下動と3つの成分をつかまえることができて、観測してすぐに気象庁本庁に伝送するということになります。」
【全国約1700カ所に設置した地震計や震度計のデータをもとに発表『緊急地震速報』】
震源から広がる揺れには、早く伝わる小さい揺れのP波と、遅れて伝わる大きな揺れのS波があり、先に観測したP波のデータを元に震源や震度を予想。
震度5弱以上の地震が予想された場合に、震度4以上の地域に緊急地震速報を出して警戒を促す。
【地震の揺れを感知してから速報を出すため限界も…】
2013年9月20日に福島県いわき市で最大震度5強を観測した地震は震源が陸地の下にある直下型の地震で、この時は揺れより先に緊急地震速報を伝えることは出来なかった。
一方、東日本大震災の時は震源が離れていたため強い揺れが到達する10秒から40秒ほど前に緊急地震速報が出された。
それでも、地震の規模が大きくなると誤差が大きくなるため震度6弱を観測した関東地方に速報は発表されなかった。
【この時の反省から…】
より高い精度でより広い範囲に緊急地震速報を出せるよう改良が進められている。
国交省仙台管区気象台・尾山哲夫地震津波防災官:「劇的な進歩は期待できないかもしれませんけれども少しずつ精度を高めていくような」
多くの人の命を守ろうと時間を生み出すための技術改良が重ねられている。
「劇的な進歩は期待できない」研究をコツコツされている研究者の方々の努力に、頭が下がります。
この研究により少しでも多くの人の命が守られますように、、、