週刊地震情報 2021.6.27
こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。
2021.6.27の週刊地震情報です。
26日(土)未明に熊本県と石川県で立て続けに震度3
この1週間で国内で観測された地震回数は前週に比べるとやや少ない水準です。北海道から関東の太平洋側で地震が目立ち、西日本でも内陸部の所々で発生が見られています。震度3以上の地震は2回発生しました。(6月21日~6月27日10時の集計)
国内:26日(土)未明に震度3の地震が2回発生
26日(土)0時49分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード3.9、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本県八代市や宇城市、上天草市などで最大震度3を観測しています。
熊本地方を震源とする最大震度3以上の地震は6月8日以来で今年に入り6回目です。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。今回の震源は3月20日に起きた地震とほぼ同じ領域です。2016年に発生した熊本地震の発生域の一番南側で日奈久断層帯の近くになります。
国内:熊本の地震から35分後に石川で震度3
熊本の地震から35分後の1時24分頃には、石川県能登地方を震源とするマグニチュード4.0、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。この地震で石川県珠洲市と能登町で最大震度3を観測しています。
能登地方を震源とする最大震度3以上の地震は去年4月6日以来です。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。
能登半島の北部には沿岸部にいくつかの断層があると考えられています。今回の地震が発生した東側ではあまり大きな地震がないものの、西側ではしばしばマグニチュード5クラスの地震が起きており、去年の3月13日にはマグニチュード5.5、最大震度5強の地震が発生しました。能登半島の沖合を震源とする地震も多く、油断のできない地域です。
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