週刊地震情報 2021.5.9
こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。2021.5.9の週刊地震情報です。
熊本県熊本地方で震度4 3月に続いて今年2回目
この1週間で国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準で、全国の広い範囲で地震が起きています。震度3以上の地震は3回発生しました。(5月3日~5月9日10時の集計)
国内:熊本県で震度4 熊本地震の活動域
5月6日(木)9時16分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード4.0、深さ14kmと推定される地震が発生しました。この地震で熊本市と宇城市で最大震度4を観測しています。
地震のメカニズムは北北西ー南南東方向に張力軸をもつ正断層型と解析され、2016年4月の熊本地震の活動域で発生したと見られます。
熊本地震の活動域では3月14日にもマグニチュード4.4の地震が発生し、1年半ぶりに震度4を観測していました。その後は活動がわずかながら活発になっていたもの、地震回数が顕著に増えているとはありません。
熊本地震を引き起こしたと考えられる布田川断層と接している日奈久断層では、大きな地震の発生が懸念されています。政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内の地震の発生確率を、日奈久断層帯の日奈久区間でマグニチュード7.5程度が0~6%、八代海区間でマグニチュード7.3程度が0~16%としています。普段からの備えは引き続き必要と言えそうです。
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