週刊地震情報 2021.2.28
こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。
2021.2.28の週刊地震情報です。
国内:半日の間に震度3の地震が4回発生
この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると少ない水準です。一方で震度3以上の地震は7回発生しています。地震の回数が多くなったのは東北から北海道の太平洋側の地域です。
26日(金)夜から27日(土)の朝にかけて震度3の地震が相次いで4回発生しました。26日(金)20時31分分頃に発生した、青森県東方沖のマグニチュード4.5の地震を皮切りに、27日(土)0時33分頃に福島県沖でマグニチュード4.4、2時04分頃にも福島県沖でマグニチュード4.8、6時01分頃にはトカラ列島近海でマグニチュード3.5が発生しています。4回の地震はそれぞれ独立して発生したもので、福島県沖の2つの地震をのぞくと、直接的な関係性は薄いと考えられます。
違う震源で短い期間に震度3以上の地震が続いた例としては、去年の5月19日に長野県中部/岐阜県飛騨地方、福島県沖、奄美大島近海。3月13日に石川県能登地方、有明海、島根県西部で起きたケースがあります。
こうした地震の多発と、想定される巨大地震の関連性は断言できないものの、普段からの備えのきっかけにしていくと良いかもしれません。
国内:伊予灘のM4.2の地震で最大震度3
23日(火)16時09分頃、伊予灘を震源とするマグニチュード4.2、深さ約53kmの地震が発生しました。この地震で愛媛県西予市と伊方町で最大震度3を観測しています。
伊予灘は沈み込むフィリピン海プレートの内部で発生する地震が度々発生しています。最近では2014年3月に今回の震源の少し北西側でマグニチュード6.2の地震が起き、西予市で震度5強を観測したのをはじめ、瀬戸内海沿岸の広い範囲で震度4以上の強い揺れに見舞われました。
また、同一のタイプの地震としては、2001年と190年にそれぞれ発生した芸予地震もあります。
政府の地震調査推進本部は安芸灘~伊予灘~豊後水道にかけてのエリアで、マグニチュード6.7~7.4の地震が、今後30年に発生する確率が40%程度としています。震源が陸地の近くで発生した場合は、震度6弱~6強の強い揺れとなるおそれがありますので、南海トラフによる巨大地震だけでなく、こうした地震にも警戒が必要な地域です。
ウエザーニュースより引用https://weathernews.jp/s/topics/202102/270175/
♢♦大阪での企業向け地震保険は株式会社Rayoflightへ♦♢