中高年が命を守る災害への備え23~②
こんにちは。株式会社Ray of lightの木村です。
前回の続きです。参考にしてみてください。
被災後、安全・健康に過ごすための備え
■脱水症状にならないようにトイレと飲み物の確保をしっかりと
災害時、水分を控えトイレを我慢し、脱水症状になる高齢者が続出するので、簡易トイレなどの備えは必須です。また、夏場は熱中症の危険にもさらされます。脱水時は体の働きに必要な塩分などの体液濃度が薄くなり、真水摂取は危険なことも。経口補水液なども準備しましょう。
■噛む=全身に血を送る行為。「温かい」食事が、命を守る
温かい食事は熱による殺菌効果があり、体を温め、心を落ち着けることもできます。よく噛むことで全身の血流もアップ。電気やガスがなくても用意できるよう工夫を。
■免疫が弱い高齢者は、タオルは自分専用に、マスクで飛沫感染を防止
高齢者の災害関連死を防ぐには感染症対策が重要。タオルの貸し借りは厳禁。使い捨てマスクを着用し飛沫感染を防いで。
■少量の水でできる歯磨きで口内環境を整え、肺炎予防
少量の水で歯磨きはできます。約30mLの水で歯ブラシを湿らせ歯を磨き、ティッシュで歯ブラシの汚れを拭き取るのを繰り返し、水で2~3回口内をすすぎます。
■首の後ろ、わきの下、尾てい骨上を、温めたり、冷やしたり、体温調節を
暑さ、寒さは体調に直結。太い血管がある首の後ろ、わきの下、尾てい骨上にマフラーやカイロ、冷却シートなどを当てて体温調節を。
■エコノミークラス症候群予防に、足首を回すなどひと工夫
エコノミークラス症候群予防に、足首を回すなどひと工夫。
持病がある、介護中の場合の災害への備え
■持病、アレルギーなどがある人は、薬を多めに準備しておく
持病やアレルギーなど命にも関わる薬は、7日分以上など多めに携帯を。災害時は薬が不足し、いつ手に入るかもわからない可能性があります。
極度なストレス下におかれる可能性のある被災生活。少しでも安心できる備えを。
■災害時は、「介護食」も入手困難に。軟らかい食事も準備
今はおかゆやおじやなど、おいしくて種類豊富な非常食が手に入るので要チェック。
飲み込みが悪くなったり食欲が減ったりする場合、おかゆなど軟らかい食事や介護食、栄養補給ゼリーなどが活躍します。被災時、介護食が入手困難になることもあるので、高齢者がいる場合は備蓄を。
■ヘルパーさんが来なくなって困ることを想定する
日常でも介護現場は人手不足。災害時は介護スタッフも被災し、スタッフ数は激減します。避難方法を決めておいたり、入手困難になる薬や介護用品の備蓄をしたりなど、できる限り備えましょう。
ペットがいる場合の災害への備え
■ペットと離れ離れにならないよう、ゲージを用意。迷子札も付ける。
災害時は犬や猫などのペットも被災します。思い通りに行動してくれないことを想定し、ゲージやリュックなどで連れて避難できる用意を。迷子札を付けていれば、離れても再会できる場合があります。
■ペットは避難所に入れない場合を想定し、ペット用品の備蓄をする
動物愛護法が改正され、ペットと同行避難するのが可能になりました。でも優先されるのはペットよりも人命。ペットフードや水、トイレの備蓄を。犬は躾ができていると被災時のストレスにも強くなります。
ハルメクWebより引用https://halmek.co.jp/life/c/relief/2476
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