どこの保険に加入していたかわからない・・・そんなときに使える制度とは?
こんにちは。株式会社Rayoflightの木村です。
もし、ご家族が急な病気や事故で亡くなってしまったり、会話ができなくなってしまった場合、どこの保険会社の何の保険に入っていたかわからない!となってしまうことがあるかもしれませんよね。
そんなときは保険証券を家中探したり、たくさんある生命保険会社に手あたり次第電話をかけてみたり、ということになりかねません。
せっかく加入していた保険なのに、いざという時に保険金がスムーズに受け取れないだけでなく、受け取るのを諦めてしまう方もいるそうです。
そんなときに助けてくれる制度があります。
それを「生命保険契約者照会制度」といいます。
「生命保険契約照会制度」とは
生命保険契約照会制度は「家族の生命保険を請求したいけど、どこの保険会社で加入しているのかわからない」といったときに使えます。
生命保険協会の専用窓口に問い合わせることで、各生命保険会社を横断して契約の有無を調べてもらえる仕組みです。
複数の生命保険会社に問い合わせなくても生命保険協会への照会だけで済むので、請求にかかる手間や負担を減らすことができます。 実は、このような制度は以前から存在しました。
ただ、台風、地震、津波で家が壊れたなど保険証券のような手掛かりを見つけられない家族に限定されていたため、なかなか利用しにくいものでした。
2021年7月からは拡充され、以下のような場合でも利用できるようになりました。
・本人が亡くなったとき ・認知症等により本人の認知判断能力が低下したとき 調査依頼は、オンラインでも郵送でもできます。ただ、どちらの場合も利用料3000円(税込)が必要です。
これは、民間の生命保険だけで、損害保険や共済などは別です。
この制度は利用できますが、費用も時間もかかってしまいます。
できることなら制度を利用しなくても済むよう、以下のことをしておくとよいでしょう。
<本人:準備>
・死亡保険、医療保険、火災保険など加入中のすべての保険証券を1ヶ所にまとめておき、その場所を夫婦間や親子間で共有しておきましょう 。
離れて住む家族に保険証券のコピーを渡しておく、撮影してスマホで見られるようにしておくなど、家が燃えるなどの緊急事態が起きても確認できる状態にするのが理想的。
・保険契約の中身を本人以外も理解しておく ……いつどんなときに対象になるのかをしっかり把握しておくと請求漏れを防ぎやすい。
・各保険会社で「指定代理請求制度」「家族登録制度」の登録をしておく ……保険会社は基本的に、本人以外の家族が問い合わせても契約内容を開示しないが、事前に本制度に登録しておくことで、登録された家族が契約内容を確認したり代わりに請求したりしやすくなる。
<家族:「万が一」が起きてから>
・保険証券を探す
・保険会社からの郵便物などを探す
・通帳の口座振替履歴やクレジットカードの支払い履歴をチェックする
Yahoo!ニュースより引用https://news.yahoo.co.jp/articles/d4f6d834a9a716e1b48bf362d73e60521dc8c0ee?page=2
もしもの時ために加入している保険、無駄にしないためにも事前の家族間の情報共有などを徹底して、準備をしておきましょう。
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