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週刊地震情報 2021.6.20

こんにちは。株式会社Rayoflighの木村です。2021.6.20の週刊地震情報です。

この1週間で国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準です。宮城県から茨城県の沖にかけての地震がやや目立ちます。震度3以上の地震は1回発生しました。(6月14日~6月20日10時の集計)

国内:愛媛県南予が震源で震度4以上は6年ぶり

19日(土)7時39分頃、愛媛県南予を震源とするマグニチュード4.7、深さ40kmと推定される地震が発生しました。この地震で愛媛県宇和島市で最大震度4、大洲市や西予市、今治市、広島県府中町、高知県宿毛市など広範囲で震度3の揺れを観測しています。

愛媛県南予を震源とする震度4以上の地震は、2015年7月以来約6年ぶりです。地震のメカニズムは東西方向に張力軸をもつ正断層型と解析されています。

愛媛県付近ではフィリピン海プレートが沈み込んでいますが、陸のプレートとの境界は深さ30kmほどと考えられています。今回の震源は速報値で約40kmと推定され境界よりは深いことや、地震のメカニズムからプレート境界型ではないものの、動きに関連していると見られます。

愛媛県で被害を及ぼすような地震としては、安芸灘~伊予灘~豊後水道にかけての地震や南海トラフ巨大地震などのプレート境界型と、今回の震源の北側を通っている中央構造線断層帯の活動による浅い地震が考えられます。政府の地震調査研究推進本部によると、発生確率はプレート境界型の方が高く、まずはこちらへ備えておくのが重要です。

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